2018-11-22から1日間の記事一覧
koorusuna.hatenablog.jp「歌詞分析 2016」の稿は『リトルピアノ・プラス』リリース前にほぼ書き終えていました。そしてアルバム入手後、間違いなくこれは昭乃さんの30年の歴史の流れの中にぴたりと位置づけられるアルバムだと確信しました。 なので論の最後…
このタイトル、逆説的に「『Wings of Blue』は昭乃さんらしくない」と言っているように見えますね。言っています。 ではなぜ昭乃さんらしくないのでしょうか? まずこれを考えてみます。
太陽は冷たく笑った (『ユノハノモリ』より) 冷たい火が灯る (『蒼玉節』より)
昭乃さんは「森」の一面を庇護と救済を約束する母なる閉塞空間と捉えていることは明かしました。 例えばそれは“ソラノスフィア”の概念とは違います。ソラノスフィアは心配も不安もない安息の地でありながら自由に行き来できる、外界に対して開けている場所の…
昭乃さんは母性の体現者です。この命題におそらく異論はないでしょう。昭乃さんの歌う言葉にはそれが如実に表れています。 例えば空はしばしば見守り包み込んでくれる母性となって出現しますし、『昼の月』と『月の家』の流れにも、恋する少女が相手を守りた…
去る2014年、ファンクラブイベントにて、この機会にとばかりに新居昭乃歌詞分析を発表しました。発表の場を与えてくれた企画者の方、ありがとうございました。 ひたすら語句をデータ集計する方法で、そこで発見したことも多かったです。が、心残りもありまし…