『蒼穹のファフナー』「弱さ」とディスコミュニケーションの幻想
気づけば前回のファフナー記事から半年以上あいてんな。BEYOND4-6話公開挟んでるのに。
原因ははっきりしてて冲方丁の発言(冲方丁 ぶらりずむ黙契録 2019年8月23日ブログについて - 青い月のためいき)でテンション下がってたところに単純に4-6話がつまんなかったから書く気が起こらなかった。
でもまあ今回は無印の話なので関係ないよ。
ファフナーと「弱さ」の話についていろいろ書こうと思ってたんだけど書いてるうちに当初結論としたかったイメージが最終的にしっくりこなくてまた初めから書き直している。
今まで書いてきたような記事ではないです。全然。覚書。
このブログの他のファフナー記事を見た上でこれも読んでくれる人がいたらそこだけ断っておきます。
『かぐや様は告らせたい』15巻 男女のあり方を探る恋愛
アニメ化前の1巻無料キャンペーンで読んでまんまとハマりました。『かぐや様は告らせたい』。
ラブコメが好きなんです。
そもそも、恋愛まんがが、好き。
なぜ中でもラブコメが好きかといえば、キャラクターの個性が豊かだからです。
もっと言うと、恋愛まんがが好きなのに、たいていの異性恋愛まんがは「男であること」「女であること」が第一義的に重要視されてしまうためあまり楽しめない、けれどラブコメであれば「男/女であること」よりもキャラの個性が前面に出されるので邪念なく楽しむことができるから、です。(長い)
壁ドンとか鉄棒告白とかもういい!
キャラがわちゃわちゃとかわいければそれでいい!
わちゃわちゃいちゃいちゃ笑わせてくれ!
しかし、しかしです。ラブコメにもトラップがある。
私がラブコメでいちばん悲しいこと。
「あんなに個性的だったキャラクターが、恋愛に染まるにつれてジェンダーロールを踏襲し個性が薄まってしまう」こと──……。
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